重要:ファクタリングを利用する際、「ノンリコース(償還請求権なし)」か「リコース(償還請求権あり)」かを必ず確認してください。売掛先が倒産した場合の責任範囲が大きく異なります。

ノンリコース vs リコースの比較

比較項目ノンリコース
(償還請求権なし)
リコース
(償還請求権あり)
売掛先倒産時の責任利用者の責任なし利用者が買い戻す義務
リスク負担者ファクタリング会社利用者(売主)
手数料高め(リスク分上乗せ)低め
国内の一般的な形式○(一般的)△(一部業者)
利用者にとって有利・安心注意が必要

契約書で確認すべきポイント

  • 「償還請求権なし」「ノンリコース」の明記:これが明示されていれば安心
  • 「債権譲渡後の返還義務」条項の有無:あればリコース可能性あり
  • 「売掛先支払い不能時の取り扱い」条項:利用者に返還義務がないか確認
  • 「買い戻し請求」条項の有無:この条項があるサービスは要注意

ノンリコース対応のファクタリング5社

サービス償還請求権手数料特徴
QuQuMoなし(ノンリコース)1%〜14.8%AI審査・最短2時間
labolなし(ノンリコース)10%固定最短30分
ビートレーディングなし(ノンリコース)2%〜12%7万件実績
アクセルファクターなし(ノンリコース)2%〜業種不問
OLTAなし(ノンリコース)2%〜9%法人向け

ノンリコース型ファクタリングの法的意味

ノンリコース(償還請求権なし)型ファクタリングは、売掛先が倒産・支払不能になった場合の損失をファクタリング会社が全額負担する契約形態です。民法上「債権譲渡」として扱われ、利用者は売掛金を譲渡した時点で回収リスクから完全に解放されます。これに対してウィズリコース(償還請求権あり)型は、売掛先の支払不能時に利用者が買戻義務を負う形態で、実質的には「債権を担保とした貸付」と見なされるため、金銭消費貸借契約として税務・会計処理が異なります。

正規ファクタリング業者は原則ノンリコース型で運営しており、契約書には「償還請求権は留保しない」「売掛債権の完全譲渡」と明記されます。ウィズリコース型を勧めてくる業者は、ファクタリングの名を借りた違法貸付業者の疑いが高く、避けるべき取引先です。

ノンリコース契約を選ぶ実務ポイント

①契約書の文言確認:「償還請求権なし」「償還義務なし」「ノンリコース」等の文言が明記されているか。不明瞭な場合は書面で確認要求。

②売掛先倒産時の条項:売掛先が倒産した際の処理方法(ファクタリング会社が全額負担)を具体的に契約書に規定。

③手数料の妥当性:ノンリコース型はリスクプレミアムが含まれるため、ウィズリコース型より手数料が高めに設定されるのが正常。極端に安い業者はリコース型の可能性を疑う。

ノンリコース(償還請求権なし)とは、売掛先が倒産・支払不能になった場合でも、ファクタリング会社がファクタリング利用者(売主)に買い戻しを請求しないタイプです。リスクがファクタリング会社に移転するため、利用者にとって有利な条件です。

国内の2社間ファクタリングではノンリコース(償還請求権なし)が一般的です。ただし契約書に「売掛先の支払い不能時は利用者が買い戻す」という条項がある場合はリコースになります。契約書で必ず確認することが重要です。

リコースファクタリング自体は違法ではありませんが、償還請求権がある場合は実質的に「貸付け」に近い性質を持つため、貸金業の登録が必要になる可能性があります。無登録でリコースファクタリングを提供している業者には注意が必要です。

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