2026年度から中小企業診断士試験の 口述試験が廃止 され、2次筆記試験の合格をもって最終合格となります。本ガイドで制度変更の影響と学習計画への影響を整理します。
制度変更の概要
- 対象: 2026年度(令和8年度)以降の中小企業診断士試験
- 変更: 口述試験の廃止
- 結果: 2次筆記試験合格 = 最終合格
- 背景: 過去10年間の口述試験不合格者がほぼゼロだったとされる
過去10年間で口述試験で不合格になったのは、欠席を除いて極めて少数とされ、実質的な選抜機能が薄かったため、制度の簡素化に踏み切ったと考えられます。
受験者にとっての影響
メリット
- 1次合格→2次筆記→最終合格 という流れに簡素化
- 12月の口述試験準備が不要に(時期は年度により変動)
- 試験会場への移動・宿泊コスト削減
- 受験スケジュール全体のタイトさが緩和
注意点
- 制度変更の運用詳細は最新公式情報で要確認
- 過去の対策ノウハウが部分的に陳腐化
- スクール教材の改訂タイミングを確認
中小企業診断士試験の基本構成
1次試験(マークシート)
- 経済学・経済政策
- 財務・会計
- 企業経営理論
- 運営管理
- 経営法務
- 経営情報システム
- 中小企業経営・政策
2次試験(筆記)
- 事例 I(組織・人事)
- 事例 II(マーケ・流通)
- 事例 III(生産・技術)
- 事例 IV(財務・会計)
2次は記述式で論述力が問われます。
学習時間の目安
- 全体: 約 1,000時間(個人差大)
- 通信講座活用で 600〜800時間程度に短縮の傾向
- 合格者の多数派は 1,000時間以下とも言われる
- 1次・2次合計の総学習時間として捉える
学習方法の選択肢
通信講座
- 体系的なカリキュラム
- スマホ対応のスキマ時間学習
- 質問サポート・添削
- 助成金対象講座も
通学スクール
- 直前対策・模試の充実
- 受講仲間との学習継続
独学
- 市販教材で対応可能
- 法令・統計の更新追跡が必要
- 2次の添削が独学だと得にくい
給付金・助成金の活用
- 教育訓練給付制度の指定講座あり(一般・特定一般・専門実践)
- 専門実践教育訓練給付の対象になる講座も多い
- 雇用保険被保険者期間など要件あり
- 受講前手続きが原則必須
受験生のキャリア活用パターン
- 企業内診断士: 社内昇進・経営企画・新規事業
- 独立コンサル: 中小企業支援・補助金支援・経営改善
- 副業診断士: 知識を活かしたスポット支援
- 複業: 他資格・専門領域との組み合わせ
関連資格との組み合わせ
- 簿記2級・1級(財務分析の基礎強化)
- 社労士(人事労務領域)
- ITストラテジスト(IT戦略領域)
- 税理士・公認会計士(財務会計の深化)
注意点
- 制度変更の運用詳細は最新公式情報で要確認
- 試験範囲・出題傾向は年度により変動
- 合格後の登録手続き・実務補習が必要
- 副業・独立には営業・実務スキルが別途必要
確認すべき公式情報
- 中小企業庁「中小企業診断士試験」公式
- 一般社団法人 中小企業診断協会
- 厚労省「教育訓練給付制度 検索システム」
まとめ
中小企業診断士の2026年度からの口述試験廃止は、受験者の負担軽減につながる制度変更です。学習計画は1次→2次筆記の重みに集中させ、給付金対象の通信講座を活用すると学習コストも下げられます。
※ 制度変更の運用詳細・試験日程は変更の可能性があります。最新情報は中小企業庁・診断協会の公式発表でご確認ください。