「給付金」と総称される制度は複数あり、混同されがちです。本ガイドで主要2制度の違いを整理します。
概要
- 専門実践教育訓練給付金(厚労省):雇用保険の被保険者が対象。指定講座の受講費用の一部が給付される
- リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業(経産省):転職を伴うリスキリングを支援。受講料補助+転職支援
両者は管轄省庁・対象・支給ロジックがそれぞれ異なります。
違いの整理
専門実践教育訓練給付金
- 管轄:厚生労働省
- 対象:雇用保険の被保険者(一定期間以上)
- 支給:受講料の50%(要件達成で追加給付あり)
- 手続き:受講開始前にハローワークへ申請
- 講座:厚労大臣指定講座
リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業
- 管轄:経済産業省
- 対象:在職者で転職を希望する人
- 支給:受講料補助+転職支援+転職後フォロー
- 手続き:認定事業者経由
- 講座:認定事業者が提供するもの
併用の可否
両制度は仕組みが異なるため、同一の費用に対して二重支給は基本的に不可です。利用したい場合は事前に窓口で確認してください。
どちらを使うべきか
- 在職継続でスキルアップ:専門実践教育訓練給付金
- 転職を前提に学び直し:リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業
- 受講したい講座がどちらの指定か:講座側に確認
注意点(共通)
- 受講開始前の手続きが必須
- 対象講座は変動する
- 制度・要件は年度により改定される可能性
- 詳細は必ず公式(ハローワーク/厚労省/経産省)で確認
一般教育訓練給付・特定一般教育訓練給付
別途、一般教育訓練給付金(給付率20%)、特定一般教育訓練給付金(給付率40%)もあります。指定講座が異なるため、対象範囲・給付率を確認しましょう。
まとめ
給付金は制度ごとに対象・申請窓口・支給率が違います。受講前に「自分が対象か」「申請手順」を必ず確認してから申し込みましょう。