2026年3月、企業向けの「人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)」が大幅拡充されました。本ガイドで主要な拡充ポイントを整理します。
制度の位置づけ
- 管轄: 厚生労働省
- 対象: 中小企業中心の事業者(要件あり)
- 目的: 事業展開・DX推進・新規分野進出のための従業員のリスキリング支援
- 支給: 訓練経費・賃金の一部を助成
2026年3月改正の主な拡充ポイント
- これまで「新規事業展開」「DX推進」など用途が限定されていたが、対象範囲が広がった
- 訓練計画の柔軟性が向上(人材育成計画ベース訓練)
- 分割支給申請の選択肢が拡充
- 助成限度時間は1人1訓練あたり1,200時間(専門実践教育訓練は1,600時間)
- 賃金助成・経費助成の両方が対象
※ 具体的な助成率・上限額・対象訓練時間は事業規模や訓練類型により異なります。
個人で使える「教育訓練給付制度」との違い
- 個人が直接受給する仕組み:教育訓練給付制度(一般・特定一般・専門実践)
- 企業が従業員に受講させる仕組み:人材開発支援助成金
- 同一の訓練費用で両制度を併用することは原則不可
申請の流れ(事業者向けの一般的な流れ)
- 訓練計画の策定(実施1ヶ月前までの届出が一般的)
- 都道府県労働局・ハローワークへの届出
- 訓練の実施
- 訓練終了後の支給申請(期限あり)
- 審査・支給決定
詳細は管轄の労働局の最新案内をご確認ください。
経産省「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」との違い
- 厚労省の助成金は企業申請が原則
- 経産省の支援事業は転職を伴う個人のリスキリングを支援(受講料補助+転職支援)
- 個人向けで給付率の高い助成は経産省事業が選択肢になる
確認すべき公式情報
- 厚生労働省「人材開発支援助成金」公式ページ
- 都道府県労働局・ハローワーク
- 訓練を提供するスクール側の指定状況
利用前に押さえるポイント
- 訓練開始前の届出が原則必須
- 対象訓練に該当するか講座提供事業者に確認
- 助成額は事業規模・訓練類型・受講料により変動
- 申請期限・提出書類は管轄労働局で要確認
まとめ
2026年3月の改正で、企業のリスキリング支援は使いやすくなりました。ただし制度は細かい要件改定が続くため、申請前に最新の公式情報・労働局窓口で確認することが必須です。
※ 本記事は公開情報をもとに編集部が整理しています。給付額・要件・期限は変動するため、必ず公式情報(厚労省・労働局)でご確認ください。